Statement
私はかつて渋谷にあるGIG-ANTICと言うライブハウスで、最も多感な20代にスタッフとして在籍してました。
当時のギグアンはメロコアブームの爆心地でしたが、私達がいたシーンは所謂ミクスチャーと呼ばれるもので、華やかなメロコアに対するカウンターとして機能し、それぞれのバンドが自分たち独自のオルタナティブな音楽を追求していたその時代は、自分のバンド人生に於ける原点でした。
時は四半世紀経ち、驚くべき事に彼等はまだ音楽を続け、楽器に携わっており、それぞれが生活や家庭、仕事などがあるなか、それぞれが自分に根差した事を追求しているのです。
その当時の人達の今の音楽を一堂に介すのは、同窓会的に見えるかもしれません。
しかし、今私達が鳴らしている音を集め、かつてあったシーンの現在を提示する事は未来に繋がる事だと思います。
それくらいカッコいい人達です。
中川暁生
( Rupurizu / 元GIG-ANTIC照明 )










